PMS症状と妊娠初期症状の違い

2018年03月15日
PMS症状と妊娠初期症状の違い

PMSと妊娠初期の症状はよく似ているためどちらか判断することは難しいですが、かすかな違いもあります。
そのため違いを知ることができれば、PMSか妊娠かを判別することができるようになります。

PMSは月経前症候群のことであり、症状は様々です。
頭痛や腹痛、めまいやだるさなど身体に関わるもの、イライラや不眠など精神的なことまであり人によって症状やその出方も違いがあります。
これらの症状は妊娠初期にも起きることがあり、非常に似ているため判断が難しくなってしまうのです。

PMSと妊娠初期の症状が似ている原因はホルモンに関係しています。
どちらもプロゲステロンという女性ホルモンの影響が原因となっていますが、妊娠していない場合はプロゲステロンのホルモン量が減り症状が緩和されていきます。
そのため明確な違いとして、長期間不快な症状が続く時は妊娠であると考えることができます。

ですが他にも細かな違いがあるため、そこから判断することもできます。
まず妊娠した時に着床出血という出血が見られることがあります。
本来出血しない時期であり、さらに量も少なく短期間であった場合着床出血であることが考えられます。
これはPMSでは起きないためこういった出血があった際は妊娠の可能性が高くなります。

そして腹痛があった場合、そこにも違いが出ることがあります。
PMSの腹痛ではお腹全体や腰のあたりなどが痛くなることが多いのですが、妊娠初期ではこの他に子宮のあたりにピンポイントで痛みを感じることがあります。
これは着床の痛みであればチクチクとした感覚、子宮が大きくなろうとする鈍い痛みなどがあります。

他には毎月もしくは頻繁にPMSの症状がある人であれば、その時と違う症状が出た場合は妊娠が考えられることがあります。
本来PMSであれば日に日に徐々に症状が落ち着いてくるため、反対に症状が日増しに強く出るようになってきた時は妊娠の可能性が高くなります。

そもそもどうして胸が張るということが起きるか

PMSや妊娠によって胸の張りを感じる人もいます。
この胸の張りのメカニズムは女性ホルモンのプロゲステロンの作用によるものです。
プロゲステロンは排卵後から分泌されるようになるため、この時期からPMSの症状を感じやすくなります。
月経開始までに徐々にホルモンの分泌量が増えていきますが、月経開始とともにホルモンの分泌量が減少します。
妊娠している場合は引き続きプロゲステロンの分泌が続くので、症状は緩和されることなく続きますが徐々に体がホルモンの作用に慣れるので不快に感じることも少なくなっていくのです。

プロゲステロンが胸の張りを感じさせるメカニズムは、乳腺に作用するホルモンだからです。
乳腺に刺激を与えて発達を促すため、胸が張ってしまうのです。
またプロゲステロンは体内に水分を溜め込むようにする作用もあるため、この影響で胸にも水分が多く集まり張りが強くなるのです。

妊娠が成立した場合はプロゲステロンはさらに分泌量を増やし、乳腺の発達を促します。
これは授乳のための準備のためでもあります。
そのため胸の張りがどんどん強くなっていく時や、痛みが強い時は妊娠の可能性が高くなります。

またPMSと妊娠では胸に起きる症状に違いがあるともされています。
いつものPMSでは胸の張りを感じない人であれば、妊娠との違いが明確になります。
妊娠した場合は胸の張りが顕著に症状として現れるため、違いがわかりやすくなります。
また張りや痛みが強い時や、乳首に痛みや刺激を感じる時も妊娠の可能性が高くなります。
ですが女性ホルモンは生活の様々な影響で変化しやすいため、PMSもいつも同じとは限りません。
そのためいつもの体の変化や症状をよく知り、違いに気づきやすいようにすることが大切です。